大型車整備士の給与は安いのか?
整備士を目指す人にとって1番ネックになるのは給与のことだと思います。
私は現在、大型車(トラックやバス)の整備士として仕事をしています。
実際のところ給与はどうかというとかなり安いです。時給換算すると 1000 円にも満たない金額で働いています。
貰っている給与の額や仕事の内容、勤務時間などの実態も掘り下げていこうと思います。
こちらのブログでは主に、0歳児のメカニックパパが日々の生活で感じたことや聞いたことを書いています。よかったら他のブログもチェックしてみてください!
気になる給与は?
この業界はどこも薄給だと言われています。
わたしの給与も例外ではありません。
基本給でいうと新卒入社でだいたい15万程度。そこに手当て(残業代や住宅手当など)がのって総支給で22〜3万ほど。
手取り額に直したら17万前後がわたしが今貰っている平均的な給与です。
繁忙期等は残業時間がかなり多くなり、その分少しは多くもらえますが手取りで30万なんて夢のまた夢です。
会社を決めるときのワンポイント
大型の整備士の給与は、乗用車の整備士より基本給は少し高めに設定されているところもあります。
基本的な仕事内容
基本的にはお客さんから依頼された作業をやるのですが、何を交換するにしてもまず、部品が重たいです。
タイヤひとつ交換するにしても乗用車とは比べ物にならないくらいの重さがあります。
なので、できるだけ体に負担をかけないようにジャッキを使ったり、他の人の手を借りるなどさまざまな工夫をしながら仕事をしています。
体力的にきついのか
正直やり始めの頃はかなりきつかったです。
道具を上手く使うことができず、どうしても体に負担がかかるやり方や、非効率的なやり方をしてしまいます。
そのため毎日、筋肉痛に悩まされるかもしれません。
大きいダンプになるとタイヤだけでも100キロ近くになります。
さらに 1 台の車にそのタイヤが 10 本ついているため、タイヤを外すだけでも重労働です笑
慣れてくるとだいぶ楽に
1年くらい続けていると体の使い方や、道具の使い方が上手くなり、かなり楽に仕事ができるようになります。
最初の頃は筋肉痛でしんどかったり、腰を痛めたりすることが多くありましたが今はほとんどありません。
ですが慣れてきたからと言って油断せずに、体が重たいときはマッサージに行ったら、時間がある時はゆっくり湯船に浸かるなど、体のケア等には十分注意をしています。
勤務時間
よく求人の口コミなどで、整備士は残業が多すぎるなどと書かれているのを見たことがあると思います。
実際のところはどうかというと、繁忙期はかなりひどいです。
朝から仕事をして帰るのが次の日になっていたりすることがあり、それが1週間以上続くなんていうのもよくあります。
それ以外の日はそこまで遅くないにしても、定時で上がれることはほぼないです。
ですが日曜日と祝日がが確定で休みだったりする工場が多いので、仕事を探す際はそこも調べてみるといいかもしれません。
まとめ
これまでの情報を見ると、きついし給与も安いからあんまりやりたくないなぁと思う人が大半だと思います。
ですがトラックやバスの整備に関わっていると、街中で自分が担当した車を見かけたときに、元気に走ってるなぁと仕事の達成感を感じることがあります。
もともとボロボロでたくさんの部品を交換した車ならなおさらです。
日々の仕事内容はきついけれど地域や人々に多大な貢献をしている仕事という意味ではとてもやりがいのある仕事です。